自分の意見が思いつかない・出てこない、アイデアが浮かばない、自分の思いをうまく言葉にできない。
このようなお悩みをもたれる方におススメの、自分の意見が思いつかない問題を解決する具体的アクションをご紹介します。
かくいう私も、社会人になる前は自分の意見が何なのかよく分かりませんでした。
ですが、これからご紹介する方法を日常に取り入れてから、次第に自分の考えを探究することが楽しくなりました。
それが今のブログ運営にも繋がっています。
小手先のテクニックや根性論ではない、汎用性の高い解決策なので、ひとつでも日常に取り入れることができたら、きっと今までにない変化が表れます。
ぜひお試しください。
自分の意見が思いつかない問題を解決する具体的アクション
正しい・良い意見を言おうとしない
自分の意見が思いつかない人に最も多いのが、完璧な答えを求めすぎていることです。
他者にどう思われるかを気にして、無意識のうちに抑え込んでいることもあるのではないでしょうか。
自分の意見を述べるのに、秀でた能力は必要ありません。
自分というフィルターを通した時点で、唯一無二のオリジナルな意見なのです。
たとえ、誰かと意見がかぶったとしても、誰かから否定されたとしても、たまたま同じだったり、異なったりしただけのことです。
真面目な人ほど、みんなが納得できる意見を言うべきだと思いがちです。
意見=一個人の感想だと気楽に構えましょう。
あえてポジション(立場)を取る
どっちがいい?と聞かれ、「別にどっちでもいいけど…」と思うこと、ありますよね。
分かります。
でも、本音は「どちらでも・・・」だとしても、思い切ってどちらかの立場を選択することを習慣にしましょう。
あえてポジションを取るのです。
そして、ポジションを取った〇〇派の立場として考えてみると、具体的な意見が浮かびやすくなります。
たとえば、ランチする場所を問われ、あえて中華派のポジションを選んだとしましょう。
その場合、中華派の立場になりきってメリットやオススメポイントを考えると、主張できることが思い浮かぶはすです。
立場を明確にすることで焦点が絞られ、自分の意見を思いつきやすくなるのです。
このやり方がいいのは、本音に「どちらでも」があるため、議論に負け、違う選択になってもショックがないことです。
ぜひゲーム感覚で、自分の意見を思いつく練習を日常に取り入れてみましょう。
自分の気持ちが揺れたところに目を向ける
どう思う?と聞かれても、何を返したらいいか分からないことはありませんか?
これは質問が漠然としていて、どこに焦点を絞ればいいか分からないからです。
子供の頃に書いた読書感想文がありきたりの内容になってしまうのと同じように、焦点を絞れないと意見を述べづらくなります。
自分の意見を思いつくには、網羅的に表現しようとせず、自分の気持ちが揺れたところに目を向けることが重要です。
不安と期待を言語化する
自分の気持ちにフォーカスする際に一番着目すべきなのは、自分の不安と期待です。
不安と期待とは「こうなったらどうしよう」「こうなったら嬉しいな」という自分の中での自由な妄想で、そこにはオリジナリティがあります。
たとえば、外国の紛争に関するニュースにコメントするとしたら、それに対して感じた不安を言語化します。
「現地の悲惨な様子が伝わってきました。もし日本で同じことが起きたらと思うと…」
と続けると、自分の意見を作り上げることができます。
自分の不安と期待に着目して言語化する習慣をつければ、自分の意見を思いつくハードルをグッと下げることができるのです。
「どう思う」から「教えたいこと」に変換して考える
HowではなくWhatで考える
自分の意見を考える際には、どう思う?ではなく、何を思う?と考えましょう。
Howにとらわれると、伝え方や表現の仕方に目が行ってしまいますが、Whatをベースに考えると、本質的な部分に意識を向けられるようになります。
自分の意見を言語化するには、自分が何(What)を思うかを明らかにすることが大切です。
「教えたいこと」に変換して考える
どう思う?と聞かれた際は、「この件について誰かに教えたいことは?」と質問を変換して考えましょう。
「人に教えたいこと」は、誰かに話したいこと、かつ、誰かに興味を示してもらえそうなことです。
自分よがりの話を延々しても嫌がられますし、他人が興味の持ちそうな話をしようとすると、ありきたりな内容になってしまいます。
「人に教えたいこと」を考えれば、自分の気持ちが揺れる部分と他者が興味を示してくれそうな内容が重なる部分に目を向けることができます。
教えたい対象を変える
斬新な意見を述べたい時は、教えたい人の対象を変えてみるとよいでしょう。
ひとつの教えたいことも、対象が主婦なのか、ビジネスパーソンか、シニア層かによってずいぶんと変わってきます。
いろいろな人からの目線で物事を見る力を養えば、鋭い切り口で意見を主張することができるようになります。
紙に書くことから始める
自分の意見を言うことに苦手意識がある人の多くは、意見を言葉にする機会自体が少ないことが要因としてあります。
つまり、決して不得意な訳ではなく、単に経験値の問題であるということです。
自分の意見を言語化する経験値を増やす最も有効かつ手取り早い手段は、紙に文字を書くことです。
やり方はシンプル。
誰にも見せないこと前提で、テーマを決め、思いつくまま紙を文字で埋め尽くします。
始めるまでは、何を書けばいいか分からないと思うかもしれませんが、とりあえず手を動かせば、不思議と何かは出てきます。
誰に見せるものでもないので、他者からの目線は一切気にする必要がありません。
また、恥ずかしいことや不誠実だと思う内容だったとしても、ありのまま書き出しましょう。
いったん自分の本音をすべて受け入れることで、無意識にフタをしていた自分の気持ちに気づきやすくなります。
まとめ ー 意見を思いつくのが楽しくなる ー
自分の意見が思いつかないのは自信がないからだとよく言われますが、この記事では自信の問題だけに終始せず、自分の意見を思いつくための具体的アクションをご紹介しました。
自分の意見を思いつくために大切なことは、良い意見を言おうと気負わず、焦点を絞って自分の気持ちに目を向け、そして頭の中だけで考えず紙に文字を書いて考えることです。
今、自分の意見が思いつかないことを悩んでりう方々にも、頭のモヤモヤが言葉で明らかにある楽しさを味わっていただければ幸いです。
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