『名探偵コナン 紺青の拳(こんじょうのフィスト)』はコナン劇場版の第23作目で、2019年4月12日に公開されました。
この記事では、紺青の拳の名シーンを9つの名言を基に振り返ります。
映画鑑賞後の冷めやまない興奮を追体験したい方や、前に観たけれど記憶があいまいで大まかな内容を思い出したい方などにオススメの内容です。
映画のダイジェストを観るような楽しさがあると思いますので、ぜひご一読ください!
この記事は映画本編のネタバレになる内容を多く含んでいますので、まだご覧になっていない方は動画配信サービス等で鑑賞してからお読みいただければと思います。
紺青の拳の名シーンを名言で振り返る9選
紺青の拳の名言・名シーンを9つ厳選しました。
映画の時系列順に振り返っていきます。
蘭や小五郎のお決まりパターンも捨てがたかったのですが、今回は怪盗キッドと京極真にスポットを当てることにしました。
ツッコミを入れているものから、ちょこっと考察までさまざまですが、気軽に最後までお読みいただければ嬉しいです。
アーサー、僕の名前はアーサー平井だ。(コナン)
シンガポールでコナンが蘭と園子に出くわした際、とっさについた苦しいウソです。
映画冒頭、コナンはキッドに眠らされ、特注スーツケースに入れられてシンガポールに連れてこられます。
コナンは自分がシンガポールにいるはずがないのでウソをつくしかなかったワケですが、
なんと二人はあっさり信じてアーサー君として受け入れます。見た目は明らかコナンなのに。
…と、ツッコミから始めましたが、細かいことをいちいち気にしてたら、コナンは楽しめませんよね!
でもキッド。変装の名人なら、せめてもう少し分かりにくくメイクしてあげて…!
だからお前を連れてきたんだ、名探偵。この手のことは得意だろ?(キッド)
シンガポールに誘い出されたのは明らかに罠だと忠告するコナンにキッドが返すセリフです。
紺青の拳の大きな魅力は、コナンとキッドのタッグで事件に立ち向かっていくところです。
主人公が最大のライバルと共闘するストーリーは、どんなアニメ・漫画でも燃えますよね。
キッドのこの言葉に対し、コナンは「理由は分かった、やり方は気に入らないけどな。」と返します。
コナンもキッドも、キザに決める時は倒置法で話すことが多いですね。
はい、お任せを!(アイダン警部補)
コナンの世界では探偵の優秀さを引き立てるよう、刑事がどんくさく描かれることが多いです。
シンガポール警察のアイダン警部補もその一人です。
キッドが扮した秘書レイチェルのボディータッチに舞い上がって返す一言です。
物語の本筋とは関係ない、コミカルな一コマがコナン作品では随所に盛り込まれています。
これはコミック・リリーフと呼ばれる手法で、古くはシェイクスピアの時代から取り入れられている劇作法の一つです。
重要な場面の前に観客の緊張を解きほぐすリラックスできる場面を差し込むことで、次のシリアスなシーンに集中することができるのです。
この後、キッドが盗みに入った金庫の台座からレイチェルの死体が出てきて、キッドが窮地に追いやられます。
握った拳の中にまるで何かがあるように思わせるのがマジシャンで、その拳を開く前に中身を言い当てるのが探偵だろ?(キッド)
映画一番のカッコいい決め名言は、キッドのこの台詞で決まりですね。
この後、「中身を言い当ててくれよ、名探偵。殺人という名の謎めいた拳の中身をな。」と続けます。
冷静に文字にすると気恥ずかしいキザなセリフですが、コナンの世界に入りこんでいれば、スッと受け入れられます。
そんな偽りだらけの男に守られたくなんかないわ!(園子)
二人の距離を縮めようと踏み込んでみてもはぐらかす京極に対し、思わずぶつけてしまうセリフです。
レストランでもめ事に巻き込まれた上にひき逃げされて、気持ちが不安定だったのもあったのでしょう。
「自分のせいです、自分のせいで園子さんが…」と落ち込んでいた京極に追い打ちをかける一言でしたが、その後も園子の部屋の前で警護し続けるところが漢ですね。
あんたたち、ちょっと静かにして。(灰原哀)
コナンからの電話中、後ろで騒いでいる少年探偵団のメンツに灰原が注意します。
お姉さんを通り越して、お母さんポジションです。
登場当初のクールなキャラクターから比べると、随分と柔らかい性格になっていることがこの場面だけでもよく見て取れました。
この後、コナンが事件に巻き込まれていると察した灰原は「どうせ言っても無駄なんでしょうけど…無茶しないように」と声をかけます。
コナンと灰原の信頼関係(だけじゃない?)が短いシーンでよく描かれていました。
灰原ファンには残念ですが、この映画では大きく活躍する場面はありませんでした。
灰原愛に焦点をあてたコナン映画は「黒鉄の魚影(くろがねのサブマリン)」です。
灰原哀はコナンのことが好きなのか?をテーマに記事を書いたので、こちらも併せてお読みいただければ嬉しいです。
蘭、電話に出てくれ!(コナン)
蘭が事件に巻き込まれていくお決まりの展開。
今からド派手なアクションシーンが始まる、のろしとなるセリフです。
タンカーが突っ込み、街に火が立ち上る切迫感あるシーンとは対照的なバックミュージックは、ドビュッシー作曲「ベルガマス組曲第3番 月の光」です。
不釣り合いに流れる静かな音楽が大変印象的でした。
フィナーレではマリーナベイサンズ屋上の船(?)ごと、海にダイブして無事に生還しました。
私が幼い頃に観たコナン映画では、車で隣のビルに乗り移るクライマックスシーンがあったことを記憶していますが、今回はトムクルーズも驚くスケールのデカさでした。
アクションシーンの映像は迫力満点で、映画館で観たらより楽しめただろうと思いました。
ハァァァァッ…!(京極真)
レオン・ローからの催眠がかったミサンガが切れることで、京極の本来の強さが解き放たれるシーンです。
全身に赤いオーラをまとい、次々と敵をなぎ倒します。サイヤ人級です。
空手王者のジャマルッディンも、園子をおんぶした状態で圧倒する強さです。
紺青の拳では、キッドと京極真という二人の人気キャラクターの活躍を一度に味わえるのが嬉しいですね。
バーロー、ずっと一緒にいたっつうの(コナン)
シンガポールから帰国した蘭がコナンに「寂しくなかった?」と問いかけた時、コナンが心の中でつぶやくセリフです。
今回は京極真と園子との関係性が描かれていたこともあり、新一と蘭の恋模様は少し控えめだったかもしれませんね。
遅々として進展しない恋愛模様がまどろっこしいですが、新一と蘭のロマンスが大人の女性ファンの心をつかむ要素のひとつなのだろうと思います。
名探偵コナン劇場版の魅力とは|まとめ
いかがでしたでしょうか。
読者の皆さんの中に、映画のワクワク感が蘇っていれば幸いです。
劇場版コナン作品の魅力は、なんと言ってもスケールの大きいアクションシーンですね。
そして、魅力的な人気キャラの活躍が観られるところ。
紺青の拳では、怪盗キッドと京極真の2大人気キャラクターが大活躍しました。
一方、灰原哀や少年探偵団の出番はなく、黒の組織との絡みもありませんでした。
劇場版コナンをどれから観ようか迷ったら、自分の好きなキャラクターが活躍する映画から観るのも一つかもしれませんね。
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