ドラマ「1122」4話の名言を基に考察|女性の強さを描く

映画・ドラマ

 この記事では、ドラマ「1122」第4話の私見をまとめています。

1話ごとに中身の詰まったドラマですが、焦点を絞るならば、4話は一子と美月の強さを描いた回だと思いました。

今回は女性陣の強さに着目し、ヒロインたちの名言を基に考察します。

まだドラマをご覧になっていない方は、Primeビデオで視聴した後、お読みいただければ幸いです。

ドラマ「1122」4話の名言を考察

 第4話は一子と美月の人としての強さが際立った回でした。

親しい相手に対しても、自分の本音をぶつけることは勇気がいることです。

夫に受け止めてもらえるか分からない怖さを抱えながらも、一子と美月は夫婦で前に進むことを諦めず、真剣に向き合いました。

 

「志朗さんが聞きたいのはお花教室のことじゃないよね?」

 美月が自身の浮気を志朗に告白するシーンです。

二也との修羅場から帰った直後、「私が浮気してるの知ってたよね?」と自ら火蓋を切ります。

美月は不倫をした過ちを受け入れつつ、夫婦としてのこれからを話し合おうとしました。

美月の踏み込んだ言動によって「殴らないよ、俺は美月のことが好きだから。」と志朗の本音を引き出し、固まっていた柏木家の関係が動き始めるのです。

 

「おとやんが他の人と恋人になるの、すごく嫌だったんだってやっと気づいたんだ」

 一子が公認不倫に対する本音を二也に語るシーンです。

公認不倫は元をたどれば一子の提案から始まったことです。

言い出した手前、一子本人は引っ込みがつかなくなり、嫉妬するのも恥ずかしいと思っていました。

 

自分から勧めておいて、後になってやっぱり嫌だったというのは自分勝手ですが、人の気持ちって整然としないものですよね。

自分の気持ちに正直に「嫌だったんだ」と言えるまで、一子の中でさまざまな葛藤があったことでしょう。

 

「変わらないといけない、あなたも私も。」

 美月発信で柏木夫婦の今後について話し合おうとする場面です。

不倫の話題を避ける志朗に対し、美月は「不倫はなくても私たちの問題は残るよ。」と食い下がります。

 

面倒を避け、不安定さから逃れようとする志朗に対し、正面から問題に向き合おうとする美月の強さが光ります。

「常に人を小馬鹿にして平常心を保とうとするところ、大っ嫌い。」などと美月から志朗に辛辣な言葉をぶつけることは、今までの二人にはなかったのではないでしょうか。

夫婦の関係を修復するにはまず自分が変わらなければいけない、という美月の決意が表れていました。 

  

ドラマ「1122」4話の名言を基に考察|まとめ

 ドラマ「1122」4話の名言から二人のヒロインの強さに着目してまとめました。

特に、一見柔らかい雰囲気の美月が、実は自分の考えをしっかりと持つ人物であることがよく分かる回だと個人的に思いました。

一子と二也については、思いを伝えて一安心ですが、一子が「花園」に行ったことを隠していることが次回以降の更なる波乱の布石ではないかと予想します。

コメント

タイトルとURLをコピーしました